外 来

診療科目のご紹介

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■整形外科

せぼねの病気治療を専門とする脊椎・脊髄センターを中心に備え、整形外科疾患全般において、手術治療を中心に質の高い診療が提供できる体制を整えています。当院は日本整形外科学会認定研修施設で、脊椎脊髄外科専門医研修プログラム基幹研修施設としても認定されています。

手術実績

2006年4月の開院時に創設した脊椎・脊髄センターでは、2018年6月末までに5660名の脊椎脊髄手術を行いました。2015年度の脊椎手術件数では京滋地区で最多でした(週刊朝日2017年11月号に掲載)。2017年度に行われた整形外科手術は632件(うち人工関節置換術は68件)でした。

診療内容

脊椎、関節、骨折など幅広く他院からの紹介を広く引き受け、主に手術を必要とするような重症・難治症例にも積極的に対応しています。

対応疾患

関節の病気(変形性股関節症、変形性膝関節症、肩関節周囲炎、ほか)けが(骨折、脱臼、靭帯損傷、スポーツ外傷)など整形外科疾患全般に広く対応しています。
脊椎脊髄センターでは、せぼねの病気全般(椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症、せぼねの骨折)をはじめ、難易度の高い脊柱靭帯骨化症、重度脊柱変形を治療しています。

尾立医師インタビュー
脊椎外科関連学会・講演発表実績
脊椎外科関連論文実績
脊椎および人工関節手術件数


担当医
  • 四方 實彦 医師(名誉院長)

    資格:日本専門医機構整形外科専門医
       日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
       日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
       日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
    専門分野:脊椎脊髄外科
    外来日:火曜日(予約制)、金曜日

  • 尾立 征一 医師(副院長、整形外科部長)

    1997年卒業
    資格:日本専門医機構整形外科専門医
       日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
       日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
       日本体育協会公認スポーツドクター
    専門分野:脊椎脊髄外科 関節外科(人工関節)
    外来日:月曜日、水曜日

  • 山村 知 医師(医長)

    2004年卒業
    資格:日本専門医機構整形外科専門医
       日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
       日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
       日本整形外科学会認定リウマチ医
       日本整形外科学会認定スポーツ医
    外来日:水曜日、金曜日、土曜日(第1、3、5週)

  • 川口 慎治 医師

    2008年卒業
    資格:日本専門医機構整形外科専門医
       日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
    専門分野:脊椎脊髄外科 関節外科(人工関節)整形外科一般
    外来日:木曜日(予約制)、土曜日

  • 岡畠章憲 医師

    出身大学:金沢大学(2007年卒業)
    資格:整形外科専門医
    専門分野:関節外科 整形外科一般

■外科

医師会の先生方との病院-診療所間の連携や、地域内外の基幹病院との病院-病院間の連携を重視しています。
地域と基幹病院をつなぐ二次的な医療機関内の外科として、「地元に愛される外科」を目指しております。


・外科について
大腸や胃などの悪性、良性腫瘍、鼡径ヘルニア、痔(内痔核、痔瘻、裂肛)、胆嚢結石症、総胆 管結石症等の手術を行います。急性胆嚢炎、虫垂炎などの急性腹症にも対応します。診療ガイドラインに沿った標準的治療を心がけ、内科と連携をとりつつ、患者様に最適な治療を選択します。侵襲の少ない腹腔鏡手術を積極的に行っています。内痔核に対して、痛みが少ない注射での治療(ALTA療法)を導入しました。

外科の特徴

1. 外来では外傷等の体表の外科治療と乳がんの一次検診を行います。
2. 外科救急疾患に迅速に対応し、必要に応じて緊急手術をおこないます。
3. 緊急性のない手術は患者様のご都合に合わせて予定をたてています。
4. 急性期・回復期・慢性期の各状態に合わせた入院治療が可能です。
5. 化学療法に積極的に取り組んでいます。
6. 褥瘡治療などの慢性外科治療にも取り組んでいます。

診療内容

・外来診察は日祝日以外の毎日午前中です。
・外来では外傷や鼠経ヘルニア(脱腸)あるいは皮膚の腫瘍を診ます。
・救急外来では腹痛・痔疾患などの救急疾患にも随時対応可能です。
・消化器内科と連携して消化器の外科手術を行っています。
・抗癌剤治療は可能な限り外来通院で行っています。
・一次乳がん検診も午前中におこなっています。

対応疾患

・消化管の良性・悪性疾患の手術。
・胆石症や急性虫垂炎、急性胆嚢炎、腸穿孔や腸閉塞など急性腹症の手術
・ヘルニア疾患( 鼠径・大腿・閉鎖孔・臍・腹壁瘢痕など)の手術
・痔・直腸脱など肛門疾患の治療
・粉瘤など皮下腫瘍や皮膚・皮下膿瘍、爪周囲炎、褥瘡などの治療

担当医
  • 吉村 玄浩 医師

    出身大学:京都大学(昭和59年卒業)
    資格:医学博士
    日本外科学会 専門医・指導医
    日本消化器外科学会 専門医・指導医
    専門分野:一般外科・消化器外科

  • 宮澤 一博 医師

    出身大学:京都府立医科大学(平成3年卒業)
    資格:日本外科学会 暫定認定登録医
    専門分野:一般外科、消化器外科

  • 馬場園 豊 医師

    出身大学:京都大学(1998年卒業)
    専門分野:消化器外科

■泌尿器科

泌尿器科とは
泌尿器科は、腎、尿管、膀胱などの男女の泌尿器や前立腺、精巣などの男子の性器にみられる疾患を扱う専門科です。
具体的には強い痛みを伴う尿路結石や、腎がん、膀胱がん、前立腺がんなどの悪性腫瘍、腎盂腎炎や膀胱炎などの感染症、頻尿や尿失禁の原因となる排尿障害(前立腺肥大症、神経因性膀胱)、男子不妊症や性機能障害などさまざまな病気を扱います。
これらの疾患は高齢化社会の到来と相まって増加の一途をたどっており、診断や治療には専門的な知識や医療技術が必要となります。

■消化器内科

消化器科は、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸の消化管と肝臓、胆嚢、胆管、膵臓などの臓器病期を扱う診療科です。これらの臓器は、がんや粘膜下腫瘍などの悪性の病気を発生しやすいところであり、悪性腫瘍の早期発見・早期治療に努めています。
地域に密着した診療を目指していますので、消化器科の専門性を保ちつつ、それ以外の内科疾患を総合的に診る治療(プライマリーケア)を行っています。外来診療、入院診療、予防医学、自治体・企業などから二次精密検査、併設の健診センターと連携した健診業務(個人健診・企業健診・人間ドックなど)を担当しています。


消化器内科の特徴

1. 近隣の診療所との病診連携を深め、どのような疾患であれ患者様の安心と信頼を得られるよう努力しています。
2. 京都府が胃がん撲滅を目指して進めている高校生ピロリ除菌プロジェクトや胃がん内視鏡検診の協力病院です。胃がん・大腸がん二次精密検査医療機関に選定されています。
3. この地域の特色である住民の高い健康意識を反映して、年間4000名以上の一般・企業健診を行っています。
4. 患者様の身体の負担を減らすべく早期がんを手術せずに治療すること(低侵襲内視鏡的治療)を心がけています。
早期の食道がん、胃がん、大腸がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術、消化管粘膜下腫瘍・膵腫瘍などへの超音波内視鏡下穿刺生検、内科と外科が協力して行う腹腔鏡・内視鏡合同手術などより高度な手技が必要な場合は、関連である京都府立医科大学附属病院など高次医療機関と連携した治療方針をとっています。
5. 患者様自身にご希望の医療機関がございましたら、充分な診療情報提供をさせていただきます。いずれの場合も、治療後は再び当院で診療が継続できるように病院間の医療連携を進めています。

診療内容

外来診療、入院診療とも、消化器系疾患はもとより広く内科系の病気を診療しています。

年間約2000件の内視鏡検査を実施しています。上部消化管内視鏡(胃カメラ)・下部消化管内視鏡(大腸カメラ)、胆膵系の内視鏡検査・処置を行っています。上部消化管内視鏡では、従来の経口内視鏡に加えて、検査が楽な経鼻内視鏡を受けることが可能です。下部消化管内視鏡には、腹痛や腹部膨満の少ない炭酸ガスの送気を使用しています。いずれの内視鏡も、色素内視鏡、拡大内視鏡、狭帯域内視鏡(Narrow Band Imaging:NBI)を併用した最新の診断システムを採用しています。

胃潰瘍などの消化管出血止血術、総胆管結石の内視鏡的治療、大腸ポリープ切除術など内視鏡的手術・処置を行っています。

これまで検査することが困難であった原因不明の消化管出血や貧血など小腸の病気を見つ けるためのカプセル内視鏡検査が可能です。

長期入院による低栄養状態、脳血管疾患後遺症、高齢者肺炎後などに生じる廃用による摂食嚥下機能・身体活動低下に対して、嚥下訓練・リハビリテーションに取り組んでいます。

対応疾患

胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、小腸疾患、食道がん、胃がん、大腸がん、大腸ポリープ、大腸憩室炎・憩室出血、便秘症、腸閉塞、機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群など機能性消化管障害、急性および慢性膵炎など膵疾患、胆石症(総胆管結石、胆嚢結石)、急性胆管炎、急性胆嚢炎、閉塞性黄疸、急性肝炎、慢性肝炎、C型肝炎、肝硬変、非アルコール性脂肪性肝疾患など各種肝疾患、
糖尿病、高血圧症、脂質異常症など生活習慣病、感冒、肺炎などの内科系疾患一般

地域住民の皆様からの幅広い疾患への対応を求められていることを考慮して、自院で対応が困難 な場合でも、適切な高次医療機関を紹介する等の患者様への支援を心がけています。ますます進行する高齢化社会のニーズに応えるべく、超高齢者の緩和医療、看取り医療にも取り組んでいます。

私たちは開院当初からの目標である地域の診療拠点となるべく、“Patient First”の精神で日々頑張っています。どのようなことであれ、お気軽にご相談ください。

■循環器内科

循環器科とは
循環器科は主に心臓と大血管(大動脈や肺動脈、下肢の動脈など)の病気を担当する診療科です。

主な疾患と治療

対象となる心臓病の代表的なものとしては、虚血性心疾患(急性心筋梗塞や狭心症など)および不整脈(頻拍症や高度の徐脈など)が大きな2本の柱となっています。
薬物療法はもとより、冠動脈形成術(いわゆる風船療法)・ステント留置や、頻脈性不整脈に対するアブレーション治療・徐脈に対するペースメーカ植込術も積極的に行います。その他弁膜症、心筋症などによって引き起こされる心不全や心膜疾患なども治療対象です。

■総合内科

患者様は様々な症状があって病院を受診されると思います。最初の段階では、からだのどこが悪いのかも分からないでしょうし、どの専門診療科が適切なのかわからないことも多いと思われます。当院では、どんな症状であっても、まず対応できる科として「総合内科」を2018年10月から立ち上げます。
内科領域全般をカバーする総合内科としての役割と、初診患者様、紹介患者様の窓口として対応させていただきます。何でも診るから質が低下するということはなく、常に質の高い医療を提供できるように心がけて参ります。それぞれの患者様の病状に見合った適切な治療方針を決定し、治療、専門的な診療、他の医師への紹介窓口として機能していきます。もちろん、ちょっとした風邪、生活習慣病、アレルギー症状などにも対応して参ります。


総合内科の特徴

高齢者に多い複合的な問題を抱えたケースなども対象とした科です。ご高齢の患者様の多くは、複雑な症状や複数の疾病を複数抱えているため、総合病院で複数の専門科にかかっているケースが良くあります。それだけで膨大な待ち時間と検査等で疲労を抱えることになります。このような状況下では、各科の連携も困難であり、投与する薬剤の量も増えていく傾向になってしまいます。総合内科では全身をきちんと診察し、問題点を整理して、適切な検査によりそれぞれの解決に尽力していきます。そして、得られた検査結果、治療方針は患者さんが納得するまで十分に説明をするように常に心がけていきます。

診療内容

診察した後に血液・尿検査、レントゲン検査、CT検査、超音波検査などをさせていただき、診断をつけて参ります。無駄な検査、身体にご負担がかかる検査は極力避ける方針です。診断がつけばその病態に対して治療方針を考えます。総合内科での対応で十分な時は、それで診療が完結することもございますし、さらなる検査・治療が必要と考えられた場合は、当院の専門科、あるいは他院の専門科に紹介させていただき、連携を取りながら診療に当たらせていただきます。

対応疾患

・内科疾患全般(急性期および慢性期)
・生活習慣病全般(高血圧、糖尿病、脂質異常症等)
・花粉症等のアレルギー疾患
・なんとなく調子が悪い、イライラする
・発熱や倦怠感
・原因がよくわからないしつこい咳、息切れ
・体重減少や食欲不振、食べられない
・原因不明の浮腫、リンパ節腫大
・不安・不眠
・健康診断(職場の健診、人間ドック)で指摘された異常の2次精査
・複数の疾患に対し総合的な診療が必要な方

とにかく地域のニーズに応える医療を実践する病院ですので、気軽になんでもご相談ください。

担当医
  • 村田 博 医師

    出身大学:東京大学医学部卒業
    資格:総合内科専門医
    専門分野:総合内科、循環器内科

■眼科

眼科は眼球・眼瞼の疾患を担当する診療科です。
人間は外界からの情報のうち90%を視覚情報に頼っているとも言われており、その役割は非常に重要です。不安を抱えて外来を受診される患者様もたくさんおられます。
当科では経験豊富なスタッフ一同が患者さまに少しでも安心してお帰りいただけるよう心がけて診療に携わって参ります。

疾病の範囲

白内障・緑内障・糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症・網膜裂孔・眼球打撲・斜視・眼瞼下垂・ものもらい(霰粒腫)・さかさまつげ(内反症)・結膜炎など目に関する病気を扱います。

治療の基本

薬物療法を基本とし、必要とあれば白内障手術、翼状片手術、眼瞼下垂手術、内反症手術、霰粒腫摘出術、眼底網膜光凝固などを行っております。

■小児科

少子化が進む中、ここ相楽地域は子どもが多いこれからの町です。しかし、まだまだ小児医療が充実しているとは言えません。
地域の皆様のご要望に応える病院として、お子様の健康について少しでも不安なことがあればいつでも受診していただける病院を目指しています。

小児科の特色

新生児から中学生まで幅広い年齢の「子ども」のケアを行います。

診療内容

月曜から土曜までの毎日の診察(午前)

土曜は山城南医療圏の輪番担当として、小児科医が24時間体制で救急対応しています。診 療時間は日曜の午前8時30分までです。
小児救急医療体制/京都府ホームページ

対応疾患

・新生児育児相談
・感染症(インフルエンザ、胃腸炎、肺炎等)
・喘息、アトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患等

小児期にみられる多くの疾患に対応しています。さらに発達障害・不登校・睡眠障害についても診療を行っています。

赤ちゃんの夜泣き、幼児の夜驚症、睡眠リズムの乱れに伴う「頭痛」「疲労」「不登校」など 様々な子どもたちの睡眠問題に対応しています。また、発達障害のある子どもの多くは、睡眠に何らかの問題を経験する場合が多いと言われており、そのような子どもたちについても、診療を行っています。



担当医
  • 渡部 基信 医師

    出身大学:三重大学(1992年卒業)
    資格:日本小児科学会小児科専門医
       医学博士
       臨床心理士
       同志社大学赤ちゃん学研究センター嘱託研究員

■脊椎・脊髄センター

2006年4月、学研都市病院開設と同時に脊椎・脊髄センターを開設し、2018年6月30日までに5660例の脊椎手術を施行しました。頸椎症、後縦靱帯骨化症、黄色靱帯骨化症、側彎症、後彎症、広範脊柱管狭窄症、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、腰椎分離症、腰椎変性すべり症、骨粗鬆症に合併する脊椎圧迫骨折、脊椎・脊髄腫瘍、先天奇形、脊椎外傷、などに対し、正確な診断に基づきインストルメンテーションサージェリー、マイクロサージェリー、内視鏡手術など最新最高の技術を駆使して、安心、安全で患者さんに納得していただける手術を施行しています

脊椎・脊髄センターの特徴

・頸椎後縦靱帯骨化症、頸椎症性脊髄症、頸椎症性神経根症、頸椎椎間板ヘルニアに対して主として前方除圧固定術を選択している。
・椎間板ヘルニアに対しては、患者さんの年齢、職業、病態などを熟慮して適宜、 内視鏡手術、顕微鏡手術、除圧固定術を選択施行している。
・胸腰椎後彎症、側彎症に対して骨切り術を併用した矯正固定術で良い成績を上げている。
・症例を選んで低侵襲腰椎前方進入法(OLIF)も適宜施行している。
・胸椎後縦靭帯骨化症に対して可能な限り前方法を選択している。
・骨粗鬆症に合併する圧迫骨折には積極的にBKP(セメント注入)を施行している。
・脊椎圧迫骨折後の後彎変形に対して前後合併手術や骨切りによる矯正術を施行している。
・他院から紹介されてくる再手術を含め難易度の高い症例が多い。
・3名の日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、その内2名の脊椎、脊髄外科指導医、ほか2名の整形外科専門医が在籍、切磋琢磨し正確な診断、手術手技の研鑽に励んでいる。
・豊富な臨床例に基づき、国内外の学会発表、論文発表を行っている。


□患者様へのご案内
脊椎・脊髄疾患の治療

外来診療では時間をかけた分かり易い説明をモットーとしています。MRI、CT、レントゲン透視も出来るだけ当日に施行することで、早期に正確な診断を明らかにし、治療につなげることに最大限の注意を払っています。手術が望ましいと考えられる方にはその旨説明し、希望に沿ったベストの治療を選んでいただきます。 セカンドオピニオンを求めて受診される方も多く、個々の患者様の状態に合わせた治療法の選択肢を納得いただけるまで分かり易く説明します。



入院、手術から退院まで

手術症例については、脊椎脊髄症例カンファレンスを開き、診断、手術適 応、手術戦略について慎重に討論し、個々の症例に合わせた最善の治療方針が導き出せるよう心がけています。

入院された患者様には手術前から看護師、理学療法士や作業療法士の病状評価、オリエンテーションを受けていただくことで、術前から術後のスムーズなリハビリにつなげています。さらに、内科疾患のある患者様では、各科医師との連携をとって手術に備えます。

手術後はICUに一泊していただき、厳重なモニタリングにより万全の体制で術後管理をしております。手術の翌日には病室に戻り、リハビリを始めます。術後早い方では2週間位で退院される方もおられますが、患者様の状況に応じてしっかりと生活できるレベルになるまでリハビリ入院していただけます。

脊椎手術が多く(約40件/月)、熟練したスタッフがそれぞれの分野で最大限の力を発揮し、一貫して安定した治療が遂行できていると自負しています。

入院治療を終えて患者様に笑顔で退院していただく時、退院後に外来で元気な様子を見せていただいた時に、私たちは、次なる活力を頂いています。

スタッフ一同、患者様のQOLの向上を願って、今日もまた研鑽に励んでおります。腰痛、頸部痛・肩こり、手足の痺れや運動障害等の症状でお悩みの方は、どうぞお気軽に当センターを受診してください。現在、脊椎脊髄センターは、名誉院長四方實彦、副院長尾立征一、医師川口慎治が中心となって活躍しております。

脊椎脊髄センター スタッフ



手術の方法

神経除圧術

    神経の圧迫をとる手術です。ラブ法、経皮的椎間板髄核摘出術、内視鏡・顕微鏡使用による各種椎弓切除術などがあります。通常、神経除圧術を行うと、痛みや痺れなどを取り除くことができます。しかし、神経除圧術だけでは、症状が再発する場合があります。たとえば、以下の場合です。

    ※脊椎が安定性に欠ける場合
    ※除圧術を行うことにより、脊椎が不安定になった場合

脊柱固定術

    脊柱固定術は腰痛や頸部痛の原因から改善される根治治療です。腰部に施す脊柱固定術を腰椎固定術、頸部に施すと頸椎固定術と呼びます。 神経除圧術を行った上、脊椎に骨を移植し、金属を使って脊柱を固定します。移植した骨が完全につくことで、大きな力の加わる腰椎を長期的に安定させることができます。以前と比べて手術器具の開発、手術の技術が大幅に進化しています。
    その結果、手術時間が短縮され、患者様の身体の負担が軽くなり、院内感染や神経損傷の危険が減り、安全な手術になっています。また、低侵襲手術も積極的に取り入れています。

頸椎後縦靱帯骨化症に対する前方除圧固定術

側彎症の矯正手術

後彎変形に対する手術(79歳 女性)

術後について

Q.器具をとる必要は?
手術後約6か月から12か月の期間を経ると、脊柱と補強した骨が一体化して きます。この状態を「骨がつく」といいます。骨がつくと金具を取り外す場合もありますが、最近の金具は生体との親和性が高いため、多くの場合は固定したままにしておいても問題がありません。


Q.歩行・リハビリはいつから?
通常は、手術後2,3日目から歩行を始めます。症状や個人差が大きいので、 時期は異 なります。コルセットを装着して立ち上がり、歩行器を利用して歩くことから始めます。リハビリ・スタッフが付き添い、理学療法をしながら歩く距離を徐々に伸ばしていきます。


Q.抜糸は?
手術後2週間すると、手術の開口部を縫っていた糸を抜く「抜糸」をします。


Q.退院の時期は?
手術後の経過をみながら主治医が判断します。症状や個人差が大きいので、時期は患者さま1人1人で異なりますが、通常は手術後15~30日前後で退院となります。


Q.退院後の生活は?
骨がつき、脊柱が安定するまではコルセットの着用が必要です。
寝るとき以外は常に着用してください。無理がない程度に歩行練習や散歩をすることで、リハビリが促進されます。

尾立医師インタビュー
脊椎外科関連学会・講演発表実績
脊椎外科関連論文実績
脊椎および人工関節手術件数


■療養診療

医療療養病棟は、急性期医療の治療を終えても、継続的な医療提供の必要度が高く、病院での療養が必要な患者さまやご自宅での療養には不安が残る患者様にご利用頂く病棟です。
厚生労働省の規定により、医療区分(医療の必要度)およびADL区分(日常生活自立度)による包括評価をする事になっております。

療養診療の特徴

長期に渡り療養を必要とする患者様、自宅へ戻るには不安が残る慢性期の患者様に対し、安心して入院生活を送って頂けるように体制を整えています。
医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・理学療法士管理栄養士・医療相談員などのチームで、在宅療養や介護施設への入所に向けてお世話いたします。



担当医
  • 樽見 隆雄 医師

    出身大学:京都大学(昭和50年卒業)
    資格:日本外科学会 指導医
    専門分野:消化器・一般外科